ガス代ってよく聞くけどどういう時にかかるのかな?無料には出来るの??
こういったお悩みに応えます。
NFTを取引する際には「ガス代」という手数料が発生します。
当然手数料は安い方がいいのでコストカットしたいもの。
この記事ではNFT取引の際のガス代の特徴やガス代を安く済ませる方法について解説していきます。
NFTを取引するためには、まず国内取引所の口座開設をする必要があります。
NFTのガス代とは何か
NFTにおけるガス代はブロックチェーン利用時の「手数料」に該当します。
NFTはブロックチェーン上で発行されているトークンであるため、利用者間で取引など行わレルたびに取引履歴を記録していく必要があります。
この取引履歴を記録する際には「マイナー」と呼ばれる人が膨大な量の計算を行っているため、マイナー達への報酬としてガス代が支払われている仕組みとなっています。
利用者がガス代を払うことでブロックチェーンの仕組みが成り立っています。
ガス代という言葉は、イーサリアムを利用するときの手数料という意味で多く使われています。
NFTのガス代はいくら?/計算方法
ガス代の計算については次の通りです。
Gwei→リアルタイムに変動する。1Gwaiは0.0000001 ETH(1/10^9ETH)に相当
ガスリミット→取引に使用するガス代の最大値で、利用者側が変更しない値。OpenSeaのガスリミットは210000で固定
GweiについてはGAS NOWやetherscan、Ethereum Gas Price Ghart等のサイトで確認できます。

GAS NOWのサイトです。しばらく画面を見ていると常にガス代が変動していることがわかります。
Gwei(ガス代の単位)×ガスリミット(ガスの上限)の計算式で計算してみるとおおよそ下図のような値になります。
処理速度 | Gwei | ETH | 日本円 | 所要時間 |
Rapid | 22 | 0.0046 | 981円 | 15秒まで |
Fast | 15 | 0.0031 | 661円 | 1分まで |
Standard | 15 | 0.0031 | 661円 | 3分まで |
Slow | 15 | 0.0031 | 661円 | 10分まで |
(ガスリミット≒210,000、1ETH=213,290円)
全体的にガス代が安い時は4パターンの差があまりありませんが高騰時は差がついてきます。
NFT/ガス代の相場
ガス代は日々変わっており時間帯によって常に変動しています。
ブロックチェーンの利用者増加・仮想通貨の価格上昇に伴いガス代の価格も高騰していくので注意が必要です。

上のチャートは1週間のイーサリアムのガス代のチャートです。
利用する時間帯によっては8倍くらいの価格差がありますね。
こういったチャートを見ながら現在の相場やガス代の高い時間帯をチェックしつつ取引をするのが良いでしょう。
2022年にイーサリアムでは「The Merge」と呼ばれるコンセンサスレイヤーのアップグレードがありました。
これによって今後はスケーラビリティが改善し、ガス代を安く抑えられるとの予想もあるので期待ができます。
NFT/ガス代が必要なタイミング
NFTのガス代が必要なタイミングは次の通りです。
- NFT出品・販売時
- 作品の販売設定の変更時(作品の価格を下げる、作品を削除、オファーをキャンセルする時)
- NFTの購入時
- Openseaで購入したNFTの外部ウォレット等への移動時
NFT/ガス代を安くする/無料にする方法
NFT/ガス代を安くする方法
ガス代を安くする方法としては以下の方法があります。
ガス代が安い時間帯に利用する
ガス代の安いブロックチェーンを利用する
処理速度を低速にする
ガス代が安い時間帯に利用する
前にも述べた通りNFTのガス代は取引量に応じて決まります。
よってNFTの取引量が少ない時間帯を狙って取引するのが良いでしょう。
まだまだ日本では取引量が少なく海外中心ですから米国の深夜時間、つまり日本時間の夕方頃から9時頃までが安くなります。
こういった時間帯を狙って取引することをお勧めします。
ガス代の安いブロックチェーンを利用する
ガス代が高いイーサリアムチェーンでは無く別のブロックチェーンを使ってNFT取引を行うのも一つです。
ガス代の安いブロックチェーンは以下の通り。
Solana(ソラナ)
Avalanche(アバランチ)
処理速度を低速にする
ガスの処理速度を低速にするとGwei(ガス代の単位)の価格が安くなります。
OpenSeaではトランザクションの処理速度を以下の3つから選択することができます。
- High
- Medium
- Low
Lowに設定すると時間はかかりますがガス代を安くすることができます。
NFT/ガス代無料のマーケットプレイス
ガス代無料の国内NFTマーケットプレイスは次のものがあります。
Coincheck NFT(β版)
LINE NFT
国内のNFTマーケットプレイスなので安心感がありますね。